畠野は、まだ私に気があるのか、毎日話しかけて来た。
もちろん完全無視。
誰のせいだと思ってんだよって感じ。
足元が冷たい。冷え性なのに、毎日上履きを取られちゃ、泣きそうなほどつらい。
正直、学校やめようかって考えている。
私が、やめたって何ともならないだろう。
むしろ、女子たちが大いに喜ぶんじゃないだろうか。
だが、それでは私のプライドが許さない。
だいたい、私は悪いこと何一つしていないし、一方的な被害者だ。
それに、甘く生きてきた自分より弱い女に負けたということが、ムカツク。
だからやめない。
何があっても。
絶対に。