「そう……」 だいぶ落ち着いたのか、スムーズに返ってくる返事。 だが、相変わらずうつむき、太もものスカートの生地をつかんだまま離さない。 「それでさ。ひとつ……聞きたいんだけど」 「…………」 返事がない。