不意に未架が小さな声ではなしかけてきた。

「ねぇ、あたし人に見られるの好きじゃないからさ、


屋上で待っててくれない?」


周りから見れば

一人でしゃべってるように見える。



それを見てヒソヒソ話。

未架には聞こえなくても

幽霊である俺には

はっきりと聞こえる。