「やっぱりそうか・・・」


「ジウは何かに巻き込まれてるんか?」


「さぁ、わからん。
でも、正門と裏門で大丈夫なら
なんとか無事なんやろう。」


「やといいけどな・・・」


「なんか嫌な予感がするわ・・・」


「嫌な予感?」


コクリと頷く実亜。



そんな二人の様子を影で覗く女、
「チッ」と舌打ちをして去って行った。



この後、実亜の嫌な予感は
現実のものとなるのだった。