「おい・・?」



その時、不意に前方から声が聞こえた。



「あ、土方さん」


明がクルッと振り返ってその名を呼んだ。



あぁ・・そう言えば・・



『居たんだっけ?』


「・・んだとぉ?」


あ、怒った。


「まぁまぁ土方さん。とりあえず、事情を説明してもらわないと。ねぇ?」



ニコッと笑った沖田。しかし・・目は笑っては居なかった。



「何だか随分と明ちゃんとも親密そうだし?」


「チッ・・わかった。」


舌打ちしてから土方がクルリと踵を返した。


「幹部は全員着替えて俺の部屋へ。嘉川、お前もそいつ連れて一緒に来い。ちゃんと着替えて来いよ」


「「「「「はいっ!!」」」」」