ケータイ小説 野いちご

重なる平行線

『墨並市―…に勤める鈴原秋人さん(42)が自宅で殺害されているのを自宅から外出しようとした鈴原秋人さんの娘さんが発見―…』


…鈴原?

鈴原…、
   ――美月。

「あ、水貴ここにいたのか。俺、コレとコレどっちが良いか―…水貴?」


『更に、鈴原秋人さんの妻である鈴原綾美さん(41)が依然として行方が解らず警察は―』
『鈴原秋人さんが惨殺遺体として発見されていることから猟奇殺人としての可能性もあると―』

「…墨並市、…鈴原…」
旭の呟く声が聞こえる。

鈴原綾美が、行方不明。
鈴原秋人が、惨殺遺体として発見。

二人の娘が、第一発見者。

「もしかして、これ…鈴原美月って子の…」
旭のひきつった声。

鈴原美月が、第一発見者?


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