ドクン…ドクン……


妙な緊張感が襲い、手が震える。


「先ずは…何から話せば良いかしら。

私達と紫苑くんがどういう関係なのか
そこから話すわね?

と言っても子供達が一番関係が深いから…。」


「俺は紫苑達と高校は違うけどダチって関係。
だから、同じ歳な。」


「私と蒼月は、路地裏でボコボコにされてた
紫苑達を助けたのが始まりで。

信歩ちゃんが通ってる高校の元生徒!
だから、紫苑達とは先輩兼恩人って感じかな?」


つまり、天空は紫苑達と友達。

朱羽さんと蒼月さんは紫苑達の先輩兼恩人…。


混乱しててもこれだけは分かる。
この人達もただ者じゃない。

私が関わらないって決めた枠の中の人だ。