「ひめなー。あんたいつまでそうしてんの?」


ポー………///


帰りのHRが終わっても

あたしはまだ
自分の席を離れないで

ボーっとしている。



「やっぱあんた...」


律希はあたしの
寝ぼけた目を覗く。


「昨日なんかあったでしょ?」



昨日......。



『...祐くん......。いま...キス...』

『...............。わり...』



そういって祐くんは
すぐに教室を出て行ってしまったけど...。


あたしに...キスをしたんだ。





甘くて...とろけるような。