それは、もう少しで五年生になる時期でした。
今まで一緒にいた子に嫌われた
同じ班で仲良かったのに…
全部鳴奇の勘違い?
鳴奇はあなたに何かした?
ずっとこんな風に思ってた
ある日、帰る用意をしてたら、その子が近くを通って、鳴奇に「キモイ」って言ってきた
ねぇ、鳴奇はあなたに何かした?
ねぇ、なんでそんなこと言うの?
こんな事ばっかり考えてた。
もちろん親になんていえる訳ない
このときからだ
リーダー格の女子に嫌われるようになったのは…
ある日、友達と一緒に図書室に行っていたら、その子達が友達を呼び止めた
嫌われてる事を自覚してた鳴奇はその場から逃げ出した
教室に戻って友達と話そうと思って友達の所に行ったら友達に「あの子達鳴奇の事嫌いなんだって」って言ってきた
その時は、「そんな事分かってる」って思って友達から離れた。
これ以上ボロボロになりたくなかったのだろう
その頃、後ろの席の男子が「カッターで手首切っても、水につけないと死ねない」って言ってきた
何でそんなこと言うのかわからなかったけど、その子は鳴奇がリストカット未遂してたの知っていたのかもしれない
小学四年生はこんな所かな?