はぁ~。今日も学校いやだな。
 
 柚乃はいつも通り通学していた。

 「1人はやっぱ寂しいな」

 つぶやきながら学校へ行っていた。

 ――――――――――――

 「ふぅ…」

 やっと終わった。

 今日も1人だったな…

 柚乃は朝来た道を歩いて行った。

 その時突然
 キキキキキーーーーーっ!!

 大きなブレーキ音が響いた。

 私死んじゃうのかな?
 そう思いながら目を閉じた。

 「大丈夫かい、お嬢ちゃん!」

 その場にいた人達は驚いた。
 引かれた少女が忽然と姿を消したのだから…。