なんだかな。 やる気も、 怒りも、 涙も、 笑顔も、 どこかに置いてきたみたいだ。 家も学校もどこも、 居場所なんてない。 義父はもういないのに、 帰りたくない。 お母さんが追いかけてるのは、 私を汚した義父なんだ。 私じゃないんだ。 …居心地もクソもない。 悲しみよりも、 怒りよりも、 大きく強い謎な感情。 それは真っ黒だ。 どす黒いんじゃなくて、 漆黒?色の混ざらない黒。