「ハァー。きもちよかった?って・・・、あれ?」


「はぁ、はぁはぁ、もう、だめ・・。」


頭がくらくらする・・・。


まぁ、遅刻にはならないけど。


「スピード出し過ぎ・・・。」


「ごめん。遅刻にならなくてよかったね。」


「ありがとうございました。」


でも、ほんとにギリギリ・・・。


「あ~れ~?なんで凌介が一緒なのぉ~?」


「ほんとだぁ~。なんでぇ~?」


キター!嫌われ者~←


凌介君が乗せてくれたんだよ!


って言いたい・・・。


でも言えない・・・。


「遅刻しそうだったから乗せてあげたんだよ。」


りょうすけーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!


「そんなやつほっときなよぉ~!」


「ううん、彼女、女の子だしね。」


その通りだ!(`・ω・´)キリッ


「じゃあ、うちらの時も乗せてくれる?」


「・・・、さぁ?(笑)」

え・・・。


「ギロッ」

めっちゃにらまれとるではないか!


うわー、絶対次のいじめ酷いわーww←


「行こう。」



「うっうん。」



そうして、幸せは、あっという間に過ぎていった。


「あのさぁ、あんた、凌介のなんなわけ?」



「ウザいんだよ!」


「付きまとうなよ!ブスが!」


あー、キタ━━━━o(*´∀`)○━━━━━!!


じゃねぇよーーーーーーーーーーーーーー!


「マジキモイから」


「もうさ、近づくなよ。」


イライラ



「ブスはイケメンに近づいちゃいけないんだよ!」

イライライラ

「真面目にキモイ!」


「ブスブスブスブス・・・、」


「はぁ?」


「「「うるせぇんだよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」」」


「何がブスだよ!いじめなんてやってバカじゃねぇのか!
 まずそんなんやってうちは凌介から離れねぇよ!
 ていうか、今までうちからは近づいたことねぇし!勝手に妄想してんじゃねぇよ!」

「・・・。」


「はぁはぁはぁはぁ・・・。」


うわー、やっちゃったー!

つい本音が漏れてしまった・・・。


「ふぅ~ん、ま、今回はいいよ。いこっ!」


「そだね」


「うん。」


ダッダッダッダッダ


「はぁ、疲れた!これでもういじめてこないだろ!ハーハッハッハッハッハ!」


「あの・・・。」

ハッ!つい高笑いを・・・


「なんでしょう?」


「あの、(すっごいかっこよかったよ!あんなにはっきり言えるなんてね!」


「ハイ?」


「いやぁー、今の!カッコ良かったよ!すごかった!」


「あの、ハイ、凄かったです。」


「えーっと、どなたでしょうか?」


「私は中川美紀!よろしく!」


「中張杏里です。よろしくお願いします。」


「今までさ、友達いないでしょ?だからしゃべりかけずらかったけど、」


そんな理由だったんだ・・・。

「でも、今のかっこよかった!友達になろ!」


スッ


そういって、彼女は手を出してきた。


その言葉に、私は歓迎を受けた。

「よろしく!」


ギュッ


そして、私はその手を握り、私たち三人は友達になった。