ー輝sideー


安心させるかの様に微笑むと、優梨は瞼をとじた


たく、こんな時まで他人のこと心配して


東条家に着くと瑞希さんから優梨が外出したという話を聞き、嫌な予感がして手当たり次第に探した


やっと見つけたと思った時には、瀕死状態の優梨にかすみがナイフを突き刺していた


身体は真っ赤に染まり、血を流し過ぎたせいか傷口の治りが遅い


ブ『旦那様っ、急がないと奥方様のお命が
  危険ですぞ!?』