最後まで「黒百合」を読んでくださって、本当にありがとうございます。
今回、源氏物語の千年紀企画で、六条御息所の恋愛を現代版にして書かせていただきました。

嫉妬は、誰もが経験する感情です。
源氏物語に出ていた他の女性も、きっと持っていたはずだと思っています。
彼女はその感情が1番、前に出ていた女性。

生霊となり、光源氏や彼が愛した女性を苦しめていく彼女。
そんな彼女を「恐い」と思い、好きになれない人も多かったと思います。

「黒百合」を書く上で、考えたことはただ1つ。
「六条御息所の気持ちが理解できるような作品にしたい」でした。

感動よりも、共感してもらえるものにしたい。
下手くそなので、皆さんの心に響くものに出来たかはわかりませんが、きっと誰もが経験する感情なのだから、一生懸命書けば少しでも伝わるかもしれない。
更新速度は遅かったですが、そう願いながら書きました。

正直、「六条御息所の恋愛は、こんなものじゃないよ」って言葉が飛んできそうで恐いですが。゚(゚ノ∀`゚)゚。皆様からの苦情やご意見などはちゃんと受け付けますので、感想ページに書いてください。突っ込みが多いところがあれば、ちゃんと考慮し、書き直すつもりです。

長くなりましたが、今回の企画に参加できたことを心から感謝しています。
これからも頑張りますので、どうかよろしお願いします。

2008.06.23 Chaco