「ハァッハァッ…ハァッ…
…ここは…?」


気付けば、公園に来ていた。
ここは何処だろう…

立ち止まって、息を整える。

だんだん頭が冴えて来て、何があったか鮮明に思いだせる。

私はブランコに腰掛けた。

大雨の所為もあり、ブランコはしっとりと濡れていた。


ーーポタポタ


落ちてくるのは


髪をつたう雨の雫なのか


それとも、頬をつたう涙の雫なのか


分からない…

解らない…

判らない…