わたしと大和さんの出会いは半年前。
そして一年の冬休み明け、ちょっとした事で落ち込んでいたわたしに
出会いをくれたのが大和さんの弟でチエの彼の大雅さんとチエだった。
日帰りでドライブしよう、という事になり、大和さんが運転してくれることになったのだ。
最初はクールで何を考えているのか分からなかったけど、さりげなく優しくしてくれたり、
口が悪いけれど年下のわたしを気遣ってくれるところが嬉しくて、
大和さんを好きになるのに時間はかからなかった。
大和さんは最初わたしの告白に戸惑っていたけれど、でもわたしの愛の力で見事
彼氏になってくれたのだ。
「まぁ愛の力じゃなくて、あんたがただ押しまくってたって事だけどね」
「ちょっとチエ!人の回想シーンに勝手に口出さないでくれる!?」