ピピピピピピ―――カチャ…………



「ねむ………」



目覚まし時計の音で目が覚める。


まだ身体が少しダルい。


けれど、今日から学校に行かなければならない。


まぁサボッても何ら支障はないのだが。



「……寝よ」



そして再びベットに横になる。


それと同時にケータイが鳴って。



……誰?



「……もしも『お前今どこにいんだよーっっ!!もう学校始ま
ブツッ……………



ケータイ切ってしまった……驚き過ぎて。


そしてすぐまたケータイが鳴る。



「……もしもし」


『満月(ミツキ)……お前いきなり切るとか止めろよ〜。結構傷つくぞ?』



あぁ…聞き間違えであって欲しかった。


と言うか本当に泣きそうだな声が。



「はぁ……何、かな兄」



仕方なく返事をする。