その後、俺は再び寝むりについた。 しばらくして起きると、体育の授業は終わっていて、そこには北島の姿はなかった。 (戻るか…) 教室に入ると、前にいじめの相談した友達が話しかけてきた。 「捺さぁ、どうしたんだよ」 「何が」 「つきあい悪りぃじゃん」 コイツが言ってるのはきっといじめのことだろう。 「もう俺はしない」 言った途端、ソイツの表情が変わった。