それは
何時も通りの休日、
俺の家で飲んでた時に
何の前触れもなく煉次が言った。

「別れよう」

手に持っていたコップを危うく
落としそうになった。

最初は酔って悲観的に
なっているのかと思ったが
煉次の目が本気だった。

俺達は確かに
もぉいい歳だし
親からもいい加減
結婚しろと言われてる。

俺は煉次が
居てくれればそれで良かった……

でも、煉次は誰かいい人を
見つけたのかも知れない。

俺の心が崩壊するまで
後一ヶ月……。