ケータイ小説 野いちご

肉食男子と草食系女子な私

野獣の隣…


いつものこと。

親の都合で何回も引っ越ししてきた私、原田 七海。今日から高校生。


小さい時から何度も色んな学校を転々としてきた私だから特に引っ越す事に関してなにも思わない。



友達も少ないから思い出なんてあるはずがない。


入りたい高校があったから一生懸命にやってきた受験勉強も結局は無駄。



だって、転校したから…



そして、やってきた高校はそこらへんのチンピラ達が集まるヤンキー校。



だいちょうぶ。頭はいいほうだったからこの学校ではトップを取れるはず!


そう思ってたのもつかの間。


入学そうそう、生徒代表のあいさつで呼ばれたのは私ではなくいかにも頭がおかしそうなチンピラだった。


「負けた…」

生徒代表のあいさつは、学校で1番成績のいい人があいさつをする。

でも、呼ばれたのは私じゃない。


えっ?!ほかに代表にふさわしい成績の人がいるってこと?



私は負けたの?あのチンピラに…


悔しいどころじゃない。

むしろ、恥ずかしかった…。

私は、目が悪いからメガネをしないとよくは見えないけどあのチンピラが台を上がった瞬間、歓声がなりやまなかった。

「王子ー♡いやーん♡もっとこっちみてー♡」
「私だけをみてー♡」



確かに聞こえるまわりの声。



そんなに、人気者なのか?顔がみえないからさっぱりわからない。


でも、気持ちは変わらない。やっぱりチンピラに負けたのがそうとう悔しい私。



クラスに戻って席に座った。


「ねぇ?ねぇー?きいてるー?聞こえないのー?」


ん?なんだ?

「は…はい?」

振り向くとそこにいたのは生徒代表で上がったチンピラだった。



確かに顔が綺麗…好きにならないはずがない美しい整った顔。


「……//なんですか?」


「お前って地味子だなーwwwあははは」

クラスのみんなが笑ってる。


は?こいつはいったい何者だ?


いいのは顔だけか…

「あんたたちみたいにまともに生きてないようなチンピラに言われたくないわ!」


とっさにでたのはその言葉。



みんなは氷になったかのように一瞬固まってから口を開いた。


「チンピラー?なにが悪いの?まともに生きて失敗するくらいならこのままでいるほうがましだしーwだいたいあんただって一見頭よさそうにみえるけど、この学校にくるってことは馬鹿なんでしょー?www」


違う…私は失敗してここにきたわけじゃない。理由があって来ただけなんだ…



「違う…違う!私は受験に失敗して入ったんじゃない!理由があって入って来たの!」
「でもさー笑 ここ、君みたいな地味子が来る学校じゃないんだよねーw

あっ?もしかして戦時中のかたですか?wwwぷ、ぷぷwあははははは笑」
「うるさい!」
「スカートながっ!wここ、規制とかないからさーwルールなんてないんだよー? 俺らが恥ずかしいんですけどー!w学校の名がおちるじゃーん笑」

「……学校の名がどうのこうのって、あんたらがいる時点で名落ちてるにきまってるじゃん…」

…私はどれだけ向きになってるんだろう、負けず嫌いな性格だからつい、むきに…


「あれー?黙ったwいよいよ、負けみとめましたかー!w」

「あんた達と話してるだけ無駄でした。勉強に集中したいんで構わないでください。」
さすが、地味子…って思ってんだろう…もぅ、いい。開き直ろう…!










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