全てを終えた私達は車の中で少し会話を交わした。


「そういえばまだ名前を聞いてませんでしたね、私は汐見麗。貴方は?」


「……私は勝俣竜二。一応神奈川県の警察官だ……」


警察官が轢き逃げ。

こんなことが世間に知れたら日本の警察が信用を失うことは分かりきっている。

「勝俣さんこの車、こんな状態じゃ貴方が犯人だと特定されるのも時間の問題ですね、警察である貴方が犯人だって分かったらどうなりますかね……」


「じゃあどうすればいいんだ!?どうすれば私は……!」