「ゆうとくん!今日は何して遊ぶ?」



アイツの名前は…



城戸 優斗(キド ユウト)くん。



優斗くんとは、


家が近所で、


いつも一緒に遊んでいた。



幼稚園も一緒で、毎日手を繋いで


歩いて行っていた。


毎日一緒が当たり前だと思っていた。



ある日、優斗くんが


言い出したんだ。





__綺麗な、桜の木の下で__。







「ぼくのおよめさんになって?」





…って。



あたしはその時の



キラキラ輝いた君の顔を



今でも覚えているよ。