ケータイ小説 野いちご

桃色ヘブン

出会い


キーン…コーン…カーン


「うわー…」


「楓、何かあったの?」


「圭が今日会える?って…」


あぁ、彼氏か…


「行っておいで」にこ


「でも、璃香と約束あるし…」


「私はいいから」


「えぇー…」


「圭くん他校で最近あんまり会えてないんでしょ?」


「まぁ…そうだけど…」


「楓、行っておいで」にこ


しばらく唸っていた楓


………


「璃香、ありがとう…ひくっ」


泣かなくても…


「You're welcome」


英語で言ってみました


『どういたしまして』

って意味なんだけど、楓分かるかな?


「何言ってんの?全然分からん」

中学生で習うと思うんだけど…


「まぁ、いいや!」


さっきの涙はどこに行ったの?



楓が幸せならそれでいいんだけど

付き合う前から二人のこと見てたし


「ねぇ、楓」


「んー?」


「好きな人ってどうキラキラして見えるの?」


「えっ!な、なんか周りにキラキラーみたいな…?」


「へーー」


少し想像してみよう



……観音様になってしまった


「璃香、観音様になってる?」


ご名答です


首を縦にふりました

こくん


「あはは、やっぱり?」


そんなに笑わなくても…



私は昔からそういうのは


見る聞く専門で


一緒にワクワクして


一緒にハラハラドキドキして


最後自分だけ気疲れ


みたいな感じで


気づいたら


今まで好きな人さえ


いたのか いなかったのか…



だけど


本当は こんな私でも


恋がしてみたいんです

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