「耀雅〜今日は遊んでくれないのぉ?」

「ごめんね、今日はどうしても外せない用事があるんだ。」


朝からそんな会話が聞こえてきて、私はちょっと顔をしかめる。


…人気モデル、TAKUMAが目立つここ最近。
会話の張本人、朝真耀雅[ようが]も、人気が上がってきたモデル。

そんな彼を遠くから見てる私、白石莉桜[りお]。


「莉桜邪魔」

「あっ、ごめんね!」


後ろから軽くどつかれて私は急ぎ足で教室に入った。

彼は朝真椋雅[りょうが]、椋雅もまた、モデルの1人。