ケータイ小説 野いちご

俺様社長は左手で愛を囁く

2.冬美の過去

大学生の頃、

結婚を約束するほど、

愛し合った彼氏がいた。

・・・

彼は私を心から愛してくれた。

凄く幸せで、

怖いくらいだった。

・・・

とある真夜中。

独り暮らしだった私は、

ストーカーらしく男に追われ、

逃げる様に家に帰った。が。

男は帰る事をせず、

私の家の玄関を叩き続けた。

怖くて、怖くて・・・

私は無我夢中で電話をした。

最愛の彼氏に。

・・・

彼はすぐに行くと電話を切った。

・・・

待てど暮らせど、彼は来ない。

私はまだかと彼に電話しようと、

携帯を手に取った瞬間。

彼氏の携帯の着信番号。

私はびくつきながら電話に出た。

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