ドキドキ…

私は大澤君に抱きしめられていた。

え!?なんで抱きしめっ…!?
汗のにおい?シャンプー?
柔軟剤かな…??
そんなことを考えながら
時間がすぎるのを待っていた。
でも、このままでも…悪くない?

しばらくして大澤君はぱっと元に戻り、
「は!?俺は…!えと…てか顧問のとこいくから!なんかごめん!」
慌てながら走って行った。

どうしよう…。
かっこいい。

私の中に、新しいキモチが生まれた。