ホワワ~~~ンと、いいニオイが漂う店内。


「ああおいし~~~い♪やっぱりここのケーキはどれも最高だぁーーー☆」


私はニッコニコの笑顔で、チーズケーキを頬張っていた。


「胡々愛……ケーキ4皿目。いい加減にしなさい」


私の真向かいに座っている容子が、呆れた様子でコーヒーを口に含む。


コーヒーは苦手な私は、自分のオレンジジュースをチューーッとストローで吸い上げた。


「プハッ!いいじゃん容子!本当においしいんだから!!」


「まぁ、確かにおいしいけど……そんなに食べたら晩ご飯入らなくなるわよ、胡々愛」