「あの、そ、その…」
やばい。
空気がやばい。
だれも居なくなった教室。
クラスメートの1人と普通に談笑していたが
気付けばこの状況。
「あ、ごめん。
俺もう時間が…」
「あ!待って!」
まずい、非常にまずい。
掴まれた腕を辿り
その顔を見れば頬を赤らめている。
やっぱりだ。
やばい。
これはいよいよだ。
「わ、わたしっ!!」
「悪い、菊池!
俺バイトだわ!先帰る!
また明日な!」
「待って!」
早口に過ぎ去ろうとしたものの
それは失敗に終わった。
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