ｶﾞﾔｶﾞﾔ
「あっ。私Ａクラスだ～。ゆづはもちろんＡクラスだったよね！」
「うん。『もちろん』っていう言葉が気になるけどＡクラスだったよ。」
さっきから視線を感じるけどやっぱりなつはモテるなぁ～
それに対して私は…
「はぁ……」
「なーにため息ついてるの！いいじゃない同じクラスだったんだから！」
「うん…」
「なんでため息ついてるの？言ってみなさいよ？」
「うん。あのね…また学年首席になりそうな気がして…」
「なんで？」
「だって私出席番号が1番だったんだもん…」
「えっ、なんで？出席番号は関係ないんじゃなかったっけ…」
「忘れちゃったの？テストの点数が良かった人から1番なんだよ」
「あっそっか。忘れてた。えへっ！」
あ～あ。そこらへんの男子鼻血だしちゃったよ。。。
かわいそうに…男子のそばにいる女子のみなさん。
「はぁ…いいなぁ、なつは3番で」
「それは、ほめ言葉ですか？」
「そうだよ！まぁそんな怖い顔しないで…」
正しく言えば黒い笑みだけどね。。。
「わかったわよ… ところで2番の人ってだれ？」
「えっと…『成宮祐樹』って人…？」
「あぁ！あのイケメン天才君ね！」
「だれ？その人。」
「えっ！ゆづ、もしかして知らないの！？」
「知らなくってわるかったわね。」
「まぁまぁ、そう怖い顔せずに…。成宮君は私達と同じ中学だったのよ！覚えてない？」
「うん…」
「まぁいいわ。成宮君は『かわいい系純情男子』で有名よ？成宮君2番だからゆづのうしろの席になるわね。うるさくなると思うけど…ドンマイ！」ﾊﾟﾁｯ
あ～ウインクしちゃだめだって！男子のみなさんが鼻血だしちゃうから…
ほらね。まわりの女子のみなさんドンマイ。。。
