次の日―――――――――...。





やっぱり寝不足。

あんなことがあって、普通に寝られるわけない。



目を閉じれば嫌ってくらい、あの怖い表情の織川がよぎって、


ドラマのこととか他の事を考えようとしても、



―――――『男嫌いじゃねーのかよ!!!』



耳にこびりついて離れない織川の言葉が、耳の奥で蘇る。





そうだよね。


好きでもない男の人とキスなんてしてる女なんて、遊び人にしか見えない。




全部、私が...。


あのときちゃんと、もう一度言えばよかったんだ。



『私が好きなのは織川だけ』って。