黒瀬くんに怪我の手当てをしてもらい


1人で幸せに浸っていると


「さっきの見てたでしょ?」


口は笑っているんだけど目が笑ってない。


ゾクリと寒気がするくらいだ。


「見てないよ」


「本当に?」


「うん、黒瀬くんが保健室にいたことなんて知らないし」


「白崎さんって馬鹿だね、やっぱり見てたんだ」


「あ!」


しまった墓穴をほってしまった。


「ねぇ」


「なに?」


「口止め料」


私の唇にキスをした。


「ちょっとあんた彼女いるんでしょ!」


「ああ、アレね」 


「最低」 


黒瀬くんの頬を叩いて保健室をでて行った。