『櫻庭 飛華流…です。』

なんだかみんなの瞳が怖い…。

土方さんみたぃじゃないけど

いかにも警戒してるって感じ…。

でもよりによって

なんで男ばっかなのょ…

「飛華流ちゃんはここ生まれ?」

『えっ…私は、東京です…。』

「東京…?ってどこだぁ?」

えっと…

この時代で言うと…

『この時代で言うと、江戸です。』

「へー。遥々江戸から来たのか…」

『あのぅ…ここは誰の家なんですか?』

「………ククッ」

「…ブハッアハハハ…!」

え?

「総司笑うなっよ…クスッククッ」

え?

え?

沖田さんと藤堂さんと永倉さんが

いきなり笑いだした。

私変な事言ったかな…?

「飛華流ちゃん…笑 ここは家じゃなくて新撰組の屯所だょ?ククッ」

沖田さんが笑いながら

説明してくれた。

「飛華流ちゃん可愛い…ククッ 斬らないでよかった笑」

可愛いって…///

沖田さんは普通に

可愛いとか言っちゃうんだ…

私は恥ずかしくなって俯いた。

「あれ…?飛華流ちゃん顔真っ赤…クスッ」

うー///

なんで男が言った言葉で

顔真っ赤にしてんのよ…。

お父さんもこうやって言って

若い女を口説いたに違いない…。

そのせぃで…

そのせいでお母さんは死んだ…

男なんて所詮そんなもん…

自分の都合ばっかり…

そう言う男が一番嫌い…。