現在、8月が終わり9月に入った






「はぁっ…はぁっ……っ…」


男「待てや!!」


男「絶対逃がすな!!」





私、北里愛梨(キタザトアイリ)は全力である人から逃げている。
ちなみに今はその人の部下達に追われている最中だ。




「はぁっ……くっ…」




私は路地裏の曲がり角を利用し、彼らを必死で撒こうとした。
荷物は通帳と印鑑だけ。

その二つを探し出すのに半年という長い月日がかかった。





男「チッ…探せ!!
絶対にこの辺りにいるはずだ!!」





なんとか物影に隠れる事ができ、とりあえずは一安心…。
だが油断は許されないこの状況…どうやって乗りきるか……。





「一か八か……運まかせで行くか…。」



周りを見ながら追っ手がいない事を確認しながら大通りに向かった。


そしてもう少しで大通りだという所で見つかってしまった。





男「いたぞっ!!」




最後の力を振り絞り、大通りへ出てからタクシーに乗った。




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