――――――――…

「…ふう…やっと買えた〜」
「在庫調べてもらってよかったな」

「うん!!」

私は左手に持った紙袋を見る。店頭に破っちゃった服おいてなくて諦めかけてたら徹が在庫にあるかどうか聞いてくれたんだ!

徹がいなかったらどうなったことやら…


「腹へったなー」

「うん…ならそこのファミレスでご飯食べよ!!」

「おーいいね」


――――――

店内は夕食時とあってか少し混んでる。
私達は奥の方のテーブルに座った。
歩き疲れた〜…足が痛いー!よーし!何食べようかな…


「じゃ、約束守ってもらおうか」

「…え"っ…」


あ、まさか…!!

「おごってね?」

「やだー!!私今金欠なんだよ!?」

「すみませ―ん注文いいですか?」

「私の話聞いてんのっ!?」

「約束は約束。きちんと守ってね―…あ、ミートスパゲッティとドリンクバーを1つお願いします」

「ちょっと徹さん!?」


徹がニヤリと意地悪そうな顔をする。

たまにこういう顔するからヤなんだよ!!

でも徹に口では絶対に勝てない…


「ご注文は…?」

苦笑いしながら私に問いかける定員。


「…チキンドリアとドリンクバーで…」


私はうなだれながら答えた。