朝、窓を開けるとたまたま向かいの
桐葉も自分の部屋の
窓を開けていた。
 

「桐葉きゅん、おはよー」


「おはよう」


「今日ヒマー?
柚子もバイトないらしいし集まろーよ」


「…呉亜夏休みの課題終わったの?」


「えー大丈夫だって!
まだ7月じゃん?」


チラッと後ろを向いて
カレンダーを見る。



うん、7月たぜ!


「え?今日8月31日だよ?」



「え?ごめん、小鳥さん達と
おしゃべりして聞いてなかった!」



「夏休み最後だよ」


「そんなばかな!
あははははははははははははは」


え、でも桐葉って冗談なんていう
キャラだったけっ…?



「カレンダーさんだって7月なのさ!」



落ちつけ私。
カレンダーさんを信じろ!
疑っていては誰も信じれなくなって
しまうじゃないか!



信じることが大切だ!
私はカレンダーさんを信じてる!




「呉亜が自分で気分はいつでも
7月にしたいからってめくらなかった
んでしょ?」
















…………what?










「うそ!リピートあふたー、みー!
せーーっの……………
うそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」