ホステスと言う、接待業だった。
たまに個室で、お客さんの要望に応えたカッコで、とことん、お客さんを満足させるお付き合いをする。

お金を出せば何をしても許される思考の精神的ガキ、酔っ払いのエロおっさん相手に、とことんって、のはあれなんだけれど、

そういうヤバゲな店だが、膝枕程度で寸止め、と命じらる私の扱いはよかった。

店長は多分私の実年齢を知っていたのかもしれない、調べたのだと思う。
学校を中退した事情も知って、見てみぬ振りというか、健全な客を回すし、貞操を護ることを五月蝿く言う。

うーん、単にパクられた時に、未成年を使っていたことで罰せられるのを、
避けるためじゃないかと、友達は言っていたが、
ソコまで気を遣うなら、さっさと首にすればいいと思うんだがね。

***

私はまだ十代というのに思いっきりふけ顔で、肉付きがよい。
その豊満さがいいのかもしれない、常連客も付いた、

今日も恵比須顔のおじさんに、指名されて狭い和室の部屋に入った。



恵比須顔のおじさんはこの部屋が好きだという、
狭苦しくて、明かりも、一つだけと言うのに・・・体内回帰の欲求でもあるのだろうか?
とか、思ったことがある。

私のカッコも、着物、浴衣じゃないな・・・着物の下着版みたいだなと、
赤い生地を見て思っていた。

恵比須顔のおじさんの要望は会社での愚痴に相槌を打つこと。
あたしより上のランクの人なら、仕事の内容ももっと理解して、ボケるとこ、突っ込むとこ解るだろうけど、私はぼーとした顔で、ワケ解らんって風情で聞くだけだった。
実際、全く解らないから。

おじさんはソコがいいと言った。

聡明な子は元々苦手だし、知ったかぶりの顔をする子も嫌いで、おじさんの話しよくわからないけど、傍にいてあげるよ、
って、感じがいいんだとか・・・・。

びみょーーーーー。