◆楽しく話している気分ではなくなり、喋るのをやめた。


そのせいで、聞きたくもない良雄達の会話の続きが聞こえてくる。


「…そんでよぉ、そのゴミのまん前に智紀(とものり)がしゃがみこんでさぁ、

『海に沈みたいか?
それとも山に埋まりたいか? …どちらか選べ』

…つった直後、そいつ漏らしやがったんだぜ汚ねぇ!
ゴミが汚物を排出するなっつーの!」


「にゃはは!
オレもぜひぜひその場に立ち会いたかったにゃー♪
んで、そんなお漏らしするよーな悪いゴミっ子はー、焼却処分してあげたかったにゃー♪」


「焼却処分とか、翔太もひでぇこと言うなぁ?
相手は一応人間なんだぜぇ?
ははは!」


……やっぱり、黙っているべきじゃなかった。

聞けば聞くほど、胸がどす黒い気分になるような話しだ…。


自分自身かなり気分が悪くなっているが、司や小町屋…そしてなにより裕也は、特に嫌な気分になっているだろう…。