私は小笠原花奏。17歳。新妻。

新妻って言うと何だか…変にイヤらしい響くを持つけど。

イヤらしいのは私の旦那様でーーー・・・


「早く着替えろ!花奏」

「え、あ…」

布団の中に潜って、いつまでも寝てる私に知弥の叱責が飛んだ。


「ひとりでお着替えが出来ないなら俺が着せてやってもいいが…」

「いえ、自分で着ます!!だから、出て行って!!」

「お前の躰なんて、見慣れてるぞ…気にするな」


私は躰を起こして、知弥に向かって枕を投げつけた。


「たくっ~お前は凶暴だな…」


知弥は仕方がなく、寝室を出ていった。