キーンコーン………


「んん………」


チャイムの音で目が覚める。


目を開けると、杉崎君の顔が寝る前よりも近くにあった。



「……?!」


私は驚いて、離れようとしたけど抱きしめられていて離れられない。



「す…杉崎君起きて!!」


私は杉崎君の腕の中でもがく。



「んー……おはよ、実音ちゃん……」




私はやっと杉崎君の腕から解放される。




はぁ……やっとだよ……