ケータイ小説 野いちご

親友の彼氏は私の元カレ

第1章
*


「彼氏が出来た」



購買で人気の甘いチョコメロンパンにかぶりついたときだった



親友、凛からのいきなりのカミングアウト



思わず動かす口を止めてしまった




「…おめでとう」


再び口を動かし始めた私に対し
凛は不満そうに口を尖らせた




「なつきは淡白過ぎる」


「そうかな?」


「そうでしょ。フツー、馴れ初めを聞きたい! とか、無いの?」


「うーん、無い」


凛はひたすらモグモグとパンを食べている私に呆れたのか、
髪の毛をいじりながらハァ、と溜め息をついた




最近、雰囲気変わったもんね…



残りのお弁当を食べる凛を見ながら
私は頬杖をつき、呑気にそんなことを思っていた




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