ブゥゥゥゥン


辺りじゅうにタクシーの音がなり響く


「お客さん、VOCARO村まで、行く
ってのに、あいにく雨になっちまた」


と、タクシーの運転手がいった


「お客さんってよばんといて!ちゃんと名前があんだから!」


と、キック男の子が言った


「ん、まぁ、乱暴にキック言われてもねぇ…ところでお客さん!名前なんてんだ?」


と、運転手が言った


「…かず」


と、かずは、小さい声でいった


「ところでかずっぺは何しに行くんだ?」


かずにそう言ったが


「…」


無視していた


「何も答えてくれんのか?」


と、言うと、


「僕は、性格がひどい、だから、父や母に『一度一人暮らししたら、性格かわるかも!』って言われてここにきた」


と、無表情で言った


「…そうか。おっと、VOCARO村だぞ!」


村がトンネルからでた瞬間、かずの

目が大きく見開いた。

ーそしてー


「わぁ!すごぉ~い!」


本当に性格が変わった