莉亜は毎日仕事が終わるのが待ち通しい。


毎日のようにかずちゃんに会えるから。


『お疲れ!今終わった・・・じゃあ待ってるね』


「外で待ってるから頑張れ」

と先に仕事が終わった方がメールで連絡してお互いの仕事場の近くの待ち合わせ場所に向かう。

仕事が終わり次第二人は合流する。これが二人の決まり事だった。


かずちゃんは妻子もいるし、周りの目もあるから莉亜は待ち合わせの場所にも気を使う。


でもかずちゃんはそんな事は気にしないでいいよと莉亜はにいってくれていた。

でもやっぱり普通の恋人同士の様に行きたいとこへ一緒に行けない。誰かに見られて不倫がばれたらかずちゃんに迷惑がかかってしまうから。

莉亜はそれだけは絶対に避けたかった。

二人は合流した後は決まってラブホで幸せな時間を過ごす。誰の目も気にしないで二人はだけの時間を過ごせるから。

毎日のように莉亜がバイトに向かうまでの時間はこうしてあっていた。


(カンカンカ〜ン)
『ちょっとあ〜痛いよぉ。くすぐったいぃ』

「かかってこい!」

かずちゃんは莉亜を抱きかかえてフワフワとしたベットに投げつける・・・