『聞いたよ、心優~。 煌、タンカきったんだって!? “てめぇら、よく覚えとけ。 コイツに指1本触れてみろ。 その時は……。 俺が地獄を見せてやる”……って』 ぽわんとした気持ちで帰ってきた、自分の部屋。 耳にあてた電話から、のんちゃんの興奮気味の、テンション高い言葉がポンポン飛び出す。 『超カッコよくて。 ヤバいくらいで。 もう……ドラマ超えてたらしいじゃん!! あーん。 あたしも見たかった~!!』