「あ~つまりだな、知っていると思うが、ここでの女子はお前だけだ。だから~」


長い‥‥


かれこれ、同じことを5回は聞いた。


「わかりました。自分の身は自分で守れってことですね?中年ブタ」


「そうそう‥‥って。え!?何?そのあだ名」


「ピッタリですよ?」


―――――ガラガラっ


あたしと、中年ブタが話をしているといきなり職員室のドアが開いた。


開けた人物は‥‥。


「お、ほら~やっぱりここにいたんじゃ~ん」


「あぁ、ブタに捕まってたのか。そりゃ教室にもいねぇわ」


知らない顔と知ってる顔。