爽やかな風に乗せて春と共に桜の花びらが舞い落ちる。
世の中はリア充だの、彼氏だのって騒ぎ出している。


とある日の放課後の誰もいない教室。

「んっ・・・あ・・・」
「いい声出してんぢゃん」
「拓・・ぅ・・//」

俺、凪本拓也。

この高校では結構モテる地位。
それが原因なのか女は毎日俺に寄ってくる。

彼女?そんなものは要らねぇ。
女は俺が好きで俺に寄ってくる。
満たす事は十分に出来るってやつ?

「また拓激しくなってるよぉ・・・」
「そうか?」
「もう・・・いつもそうやって冷たいんだからぁ・・・」

冷たい?
好きでもない女に気を使って、優しくしないといけないのか?
そんなの俺には無理だ。

「これが俺だよ」

ありのままを好きなればいい話だ。


そう言い放ち乱れた服を直し部屋を出た。