「は、はぁっ、はぁっ…」


「ここまで来たら、大丈夫だよね…」



…あれから、無我夢中で走った。


……でも、自分で、自分の意志で逃げてきたのに

私、往生際が悪いな。


どこかで宮澤が追ってきてくれることを期待してた。