† side, 郁哉


『ガシッ』うわっ!!?」


「先公!コイツ借りるっ!!!」


そう言った駿に首根っこを掴まれたまま屋上に連行された


「駿!なんやねん!いきなり!
窒息して死ぬかと思ったわ!」


「郁哉…お前、なにしに来た…?」


「あぁ、それな。

あんな、3ヶ月位前におじさんとおばさん、寿命で逝ってもうて、家族居らんなってしもたから帰ってきてん」


「あぁ…あの二人年だったもんな…」


「生活費とかはおじさんとおばさんが貯めといてくれたみたいやから。」


「そーか。」


「おん。
後、三年前から未来、全く連絡くれへんからなんかあったんちゃうか?思うて…」


未来と俺は、同じ孤児院に居た。


未来は駿としか話さへんかった。

駿が居てない時はいつも大広間の隅っこで一人で座ってた。


寂しくないかな?そう思って話しかけた。

その内、駿と俺と未来で話すようになったんや…