「……イャ…ッ!!」


黒沢が保健室を出ていって暫くして、神谷が魘され始めた


どうすりゃいーんだよッ!?


取り敢えず頭を撫でてみるが一向に落ち着く気配はない。



神谷がうっすらと目を開けた


「大丈夫か…?
魘されてたけど…」

神谷が小さく頷いた


「ん、飲めよ。」

俺はさっき黒沢から渡されたお茶を神谷に渡す


神谷は俺からお茶を受け取ると蓋を開けて飲み始めた


「ケホッ…ケホッ」

神谷が咳をし始める

俺が背中を擦ろうとするとそれを拒んで


「ごめ…っ少し…一人にして…ッ?」

と言った


俺は頷いて保健室を出た