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「みゆき先生、お話があります。」


遅番で帰りが一番最後の私を、綾乃先生が待ち伏せしていた。


あの‥最悪の日。


慎也が都合悪そうに帰った後、「‥綾乃先生、行きましょう」と正直先生が綾乃先生を連れて帰った。


その場に一人取り残された私は‥。


もう何も考えられなくて、フラフラと家路についた。


ただ、ハッキリしたのは‥これで私と慎也の関係は完全に終わったということだ。