~Side:鈴~



「鈴早く帰るよーーー!!」


「今行くーーー!!」



と呼びかけてくれてるのは、
幼なじみの真由。

同い年なんだけどお姉さんっぽい
存在で頼りになる子です。


わたしは鈴!

ここ、鈴原高等学校に通う
高校1年生です!!



「あっ達也もいたんだ…」


こいつも同じ幼なじみの達也。

小さい頃はよく真由と一緒に
遊んでいたんだけど

最近はお互いのことを
話さなくなってきたのに
一緒には帰っている。


まぁ~ 方向同じだからね…



「いたんだってヒドくないか!?」



「そうだよ。 そんな言い方
しちゃったら達也が可哀想でしょ!?」


「真由… その言い方は子供扱いしてる
みたいに聞こえる…」



「達也は真由にとっては、
まだ子供ってことなんじゃないの??」



「いやいや 背的には…」



「言いたいことは分かるから、
それ以上言わないで!!」

また背のこと言われた…


そう この中では 一番小さいのはわたし…

で、一番デカいのは達也…


まぁ~ 男だから当たり前っていいと思うけど…